知っているようで、しらない「ふく」のことカテゴリーページ

知っているようで、しらない「ふく」のこと

ふくの毒

ふくが毒を持っているのは、日本人ならば誰しもが知っている事です。 このふくの毒は、主に「テトロドトキシン」と呼ばれる神経毒のことを指します。 肝臓や卵巣に蓄積されており、わずか1グラムでも500人相当分の致死量であると言われています。

ふくはどこで取れる?

ふくは、世界中で取れますが、基本的には熱帯や亜熱帯の暖かい海で取ることができます。 以前は、瀬戸内海や日本近海の外海で漁を行っていましたが、数が減り対馬沖や黄海で漁をするようになりました。今では、東シナ海や黄海が漁獲量の高い漁場となっていま […]

なぜ下関のふくがおいしいのか

山口県下関市では、多くの天然ふぐが取引され、日本でも有数の美味しいふぐが集まる地域とさえ言われています。下関には多くの流通業者が集まり、多くの売買が行われることから下関にふくが集まってくるのです。 養殖物との大きな違いは、人の手にかからず本 […]

日本で食べられる「ふく」の種類

世界の120種類の魚が、フグ科に分類されます。そのうち、日本近海には50種以上が分布しています。 食用とするのは18種程度で、主なものはよく耳にするトラフグ、カラス、マフグ、シマフグなどです。他にもヒガンフグ、ショウサイフグ、クサフグ、シロ […]

「養殖ふく」と「天然ふく」の味

天然フグと養殖ふくの違いは、まさに育った環境です。 味に関しては好みの問題もありますが、天然ふくは味が濃いと感じる人が多いようです。しかし、中には天然ふくの皮を嫌がる人もいます。また、天然ふくは身がしまっていて、養殖ふくは少し弾力性が劣りま […]

毒を持つには理由がある ?

実は、ふくが毒を蓄えるようになった理由はまだよく分かっていません。体内にためた毒を使って餌をとっているとか、敵から襲われないようにするためとか、異性を引きつけるフェロモンにしているなんて仮説がありますが、答えは出ていません。ふくの中には、毒 […]

地域で異なる河豚の呼び名

河豚は、日本国内でも色々な呼び方があることをご存知ですか? 大阪ではテッボウ、千葉の銚子では富クジからトミ、島原ではガンバ、下関ではふくと呼びます。下関以外は、毒によるものを意味するもので、鉄砲=テッボウ、棺=ガンバとなっています。

天然ふくが日本全国へ広がる

天然物、養殖物のふくは下関に集まり、売買されあとはどうなるのでしょう。まずは、毒しっかりと除きます。毒を持つ内臓部分などを除去する加工がされると、活が良いうちに東京や大阪の一大消費地をはじめ、日本全国へ運ばれることになるのです。

「ふく」はブランド

下関のふくは、日本を代表するフグのブランド名です。ふくをブランドとして、世界に発信していくために下関をあげてブランド化しているのです。下関ふくはこれからも、安心安全をモットーにブランドを確立していきます。

ふくらむ魚、ふく

「ふく」を漢字で書くと、「河豚」と書きます。これは、中国揚子江や黄河に生息するメフグに由来します。ふくが膨らんだ姿が、豚のように見えるため膨らむ魚の意味で、「河豚」になったと言われています。また、一説には中国で美味しいためよく食されていた、 […]

PAGE TOP